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    *致命的なバグ修正。詳細はこちらをご覧ください。
    ・2017.1.29 新作ゲーム ジェシカ バレンタイン ハウス公開しました(・∀・)

    『ファイナルクエスト4』 第四章 バババーババの姉妹 第九話

     

    【前回まで】
    とうとうバババーババの長老と対峙したヤング・パーシバル。
    過去にバババーババの娘と接触があったが、その記憶を封じられていたという事実を聞かされた。
    そして今、その失われた記憶が開放される!
     






    長老の杖から放たれる怪光線がヤングの体を包み込む。
    うまく聞き取れないが長老は何か呪文らしきものを念じている。

    「うおおおおおおお!! 
     体が痺れてきたぞーッ!? 
     でも悔しい! 感じちゃうわい!」



    *天使の羽ではない! ヒゲだ!

    今までに味わったことのない感覚、まるで頭脳だけがそこに存在しているような浮遊感に酔いしれるヤング。
    その快感が高まるにつれて意識が遠のいていった。

         ・
         ・
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         ・

    「……ハッ!? はて? …おお、そうじゃ!」

    目覚めたヤングは一瞬困惑したが、すぐに状況を把握した。
    気絶していた人間は、それまでの状態を一瞬忘れる。
    周りから言われて「ああ、落ちていたのか」と思い出す感じだ。

    ヤングは軍の訓練で気絶を味わった経験があるので、一般人よりは早く現状を理解したが、初めて味わった快感のせいか少々戸惑ってしまったようだ。
    だが目覚めたといっても体の感覚はなく、頭脳のみがそこにあるといった感じは続いていた。
    しかし先ほどと違うのは、視界が存在するという事である。

    上空とまではいかないが、貴族の屋敷の二階の窓から庭を眺めるように視界が広がっていた。
    そしてその視界のスクリーンには、二人の若い男女が映し出されていた。



    *祠慟氷結斬・雷電(ブラスター・オブ・ヤング・イカヅチ)の修行中。


    「…なるほど、これが過去の記憶か、、、
    あの精悍な青年は若き日のわし、、、 そして横にいる娘は、、、そうか、、、!

    踊り子のパロマ、、、! 当時のわしのスイートハニー、、、
    パロマ・クイックルじゃ!!」

    人が死ぬ前にはその人の人生が走馬灯のように流れるというが、今のヤングの脳裏、視界には、かつての恋人との思い出がそのように流れていた。



    *祠慟氷結斬・雷電(ブラスター・オブ・ヤング・イカヅチ)を真剣に見つめるパロマ。


    こちらからは声も出せないし何もできないが、視界のスクリーンには二人の姿が次々と再現されている。

    「長老の話のとおり、あの日わしは警備の最中に、暴漢に絡まれていたパロマを助けた。
    それがきっかけでわしらは親しくなり、恋仲になった。
    パロマの踊り子の仕事は夜、わしの武装兵の勤務時間は不定期だったため、しょっちゅう逢えるという訳でもなかったが、逢った時には精一杯愛し合ったもんじゃなあ。懐かしいわい、、、
     


    *映し出される思い出。ビーエル東海岸にて。


    それなりに深い関係になったわしらじゃったが、パロマは自分の出身などについてはほとんど話さなかった。
    王都にはそれぞれの事情を抱えた人間が多くいるため、わしもその事については大して気にしてなかったしのう。
    じゃが、付き合いだしてから8ヶ月、パロマが王都に来てから11ヶ月経った頃、彼女がバババーババの出身で、一月後には帰らねばならないと聞いたんじゃったな。
    そして『血族以外との婚姻は認めない』という掟の事も、、、

    王都に来た当初は村が恋しくて、早く帰りたがっていたというパロマだったが、わしと付き合ってからは、村に帰る日が来なければいい、掟なんてなければいいと思うようになったようじゃな。

    わしもそんな掟はクソ喰らえだと思ったし、そんな事でパロマと別れるなんて耐え切れなかった。
    だから一月後、彼女が王都を去るとき、一緒に村に向かったんじゃった!

    そしてバババーババの村に着いたわしとパロマは、当時の長老に文句を言いに行った!……ここまでは思い出したぞ! 
    そして続きは、、、むむっ? 視界がぼやけておるな、、、







    グオンッ!!



    うおおお!? な、なんじゃー!?
    うおおおおおおお!!…………」」」」」





    記憶スクリーンが(当時の)長老に出会ったシーンに差し掛かったとき、空間が急にまた歪みはじめた!


         ・
         ・
         ・
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         ・





    ヤングは歪みゆく空間の中で、自分の体の感覚が戻ってくるのを感じ、それが確かなものになった時、元の場所に降り立った。

    長老「どうじゃ、思い出したかの?」

    どうやら長老の魔力が解けて空間から解放されたようだ。

    ヤング「……いい所で終わったがな、、、歳故に魔力も落ちたのか?長老殿。
    いや、パロマ、、、! やっと思い出したぞい。
    おまえはわしが封印された右腕を解放しようとした時、『相変わらず』と言った。
    それは初対面の人間に使う言葉じゃない。
    その時点で気付くべきじゃったな、、、
    そしてその額の飾りじゃ。それはパロマがいつも付けていたものと全く同じ! 
    わしとした事が、そんなわかり易い事すら見逃していたわい。耄碌したもんじゃな、、、」





    長老「えっ?」


    ヤング「む? どうした? 今更、とぼける事でもないじゃろう?」

    長老「いや、、、熱い力説ご苦労じゃが、、、

    わしはパロマじゃないぞ?」


    ヤング「えっ?」

    長老「…ふうっ、やれやれ、、、すぐ熱くなるところも相変わらずじゃのう。まあそう思うのも無理もない。
    わしとお主が以前に会っている部分は正解じゃ。
    正確に言うと32年前、お主はパロマ・クイックルと共にわしに会いに来た。『掟を撤廃しろ』と懇願しにな。」

    ヤング「なにっ!? 、、、となると、さっき記憶の空間で見た長老らしき人物は貴女だと申すか!? ぼやけてはいたが、、、


    *ヤングにはぼやけて見えたが正しくはこうだった。


    ……そうじゃ! はっきり思い出したと言えば嘘になるが、あの時の長老殿は確かに今の貴女と酷似していた気がする、、、!
    し、しかし失礼ながら、当時すでにかなりのお歳を召されていたはずじゃ。30年以上経った今も存命で、見た目もほとんど変わらないというのは、、、」

    長老「まあ、不思議に思うのも無理はないわい。
    ……改めて自己紹介といこうかの。

    わしの名はアイリス・ピコレット
    このバババーババの長であり、村の衆には長老、他所の者にはバババーババの婆(ババ)さまと呼ばれておるようじゃの。
    まず、簡単な疑問から話すと、パロマが付けていたという装飾具じゃが、バババーババの娘はその誕生月によって金か銀のどちらかの物を着ける風習がある。ただそれだけの事じゃよ。

    そして、わしの見た目が当時と変わらないと申すが、そんな事はない。皺も確実に増えておるし色々ガタが来とるしな。
    まあ、これくらい歳をとったらあまり変わって見えないからの。
    後、バババーババの民は基本的に長寿だって事だけじゃ。

    さてここからが本題じゃ。
    掟の撤廃を求めてきた主らじゃったが、当然そんな事を受け入れるわけにはいかぬ。
    そんなこんなでパロマには処罰を与え、お主の記憶のクイックル要素を封印したって訳じゃ。
    さすがに王都でパロマに関わった者全員の記憶を消す事はできなかったがな。
    それにしても、あの時お主がわしに言った台詞が忘れられんわい。

    そのO・K・I・T・Eをぶっ壊す!

    じゃったか? 今もあの頃から変わらないようじゃがの。」


    *その右手は場の空気を破壊するという、、、


    ヤング「くうっ、、、! あの時O・K・I・T・Eブレイカーはまだ未完成、、、やはり失敗に終わったのか、、、
    そ、そんな事より、パロマは今どうしておるのじゃ!? 処罰って、ま、まさか、、、」

    長老「……心配するな。古の昔は知らんが、今は殺めたりなどせんわい。じゃが、もうパロマはいない。」

    ヤング「なぬ!? どういう事じゃ!? 病死、あるいは事故、、、」

    長老「……いや、死んではおらぬのだが、、、かつてのパロマはいないのじゃ。」

    ヤング「……??? 全く意味がわからんぞ? 死んでないなら、いるのじゃろ、、、一体どういう事じゃ?」

    長老「……あの時わしは罰として、パロマをこのピラミッドの一室に閉じ込めた。ミコミコガーディアンですら近寄らない特別な部屋、、、傀儡の間じゃ。

    我一族の祖先が古代の王族に仕えていたのは、お主も風の噂で聞いた事があるじゃろう?
    身の回りの世話をはじめ様々な業務を請け負っていたのじゃが、それとは別に裏の面として、軍事的な分野も我が先祖の仕事だったのじゃ。
    その時の遺物、伝説の呪われし兵器を保管してあるのが傀儡の間、、、この奥の部屋じゃ!」


    *見た目は可愛らしいが恐ろしい兵器だぞ!

    ヤング「なんと、呪いじゃと!? い、今ピローニャもいるのではないのか!? こうしてはおられんぞ!」

    長老「慌てるでない! 大丈夫じゃ。今は危険ではない。話を続けるぞ」

    ヤング「うむう、、、長話はたいがいにして進みたいところじゃが、、、仕方あるまい、、、」

    長老「その呪われし兵器はパペットモンキーズ(以下ドール)と言って、主の精神と同調して動く人型の兵器、今でこそパペットマスターなども有名な職業になったが、当時はほとんど知られていないものじゃった。」

    ヤング「ああ、軍でも研究していたようだが、なかなかうまくいかなかったと聞いた覚えがあるのう。」

    長老「わしはパロマがそのドールを使いこなせるまで、、、一流のパペット、いやドールマスターになるまで閉じ込める事を罰とした。
    ドールを使いこなすには昼夜問わず一緒に踊り続けなくてはならない。暗いピラミッドの一室で、意思を持たないドールとしか触れ合えないのは大変な事じゃからの。
    それこそミコミコガーディアンよりも過酷で孤独な日々を過ごす事となる、、、


    *ドールと踊るのは単独の踊りよりもかなり精神力を使う。

    食事などはちゃんと一日三食、わしが扉の小窓から差し入れておったが、一切話しかける事などはしなかった。
    最初のうちは、扉の向こうから泣きながら踊りのステップを踏む音が聞こえてきたが、日にちが経つにつれて泣き声は聞こえなくなり、軽やかに石畳を踏む音だけが響くようになってきた。

    そしてさらに時が経ち、閉じ込めてから半年ほど経ったある日、わしはいつものように食事を運びに行ったが、物音が聞こえない。
    休憩でもしてるのかと思ったが、人の気配がしないのじゃ。
    不思議に思ったわしが思わず扉を開けてみると、、、

    半ドールと化してしまったパロマがおった、、、!




    髪は伸びきり色も薄くなって、ドール側についている精神感知機構までも同化しておった、、、
    ドールを同調させるのではなく、ドールに同調しようとしたのじゃろうな。そのまま精神が飲み込まれてしまったようじゃ、、、」

    ヤング「なんて事じゃ、、、パロマが、、、むっ、、、まさか、ベンザを攫いピローニャをその部屋に閉じ込めたのはそれと同じなのか!?
    またパロマのように半ドール化させるつもりだったのか、、、!?
    そ、そんなことはさせんぞ――――!!」

    長老「……落ち着け。まだ話は続くのじゃ、、、
    わしはあれから持てる知識と魔力を総動員して、パロマを元に戻そうとした。じゃが、古の呪法も近代魔術式でも全く効果がなく、ただ時だけが過ぎていった。
    わしは、この30年間ずっと傀儡の間に通っていたが、パロマは相変わらず何の反応も無しじゃった、、、

    しかし、一年前、ベンザがミコミコガーディアンとしてピラミッドに篭るようになってから、パロマの瞳に少しだけ輝きが戻ってきたのじゃ!
    そしてさらに、お主が再びこの地を訪れ、ベンザと愛し合うようになってからはもっと輝きが増してきたのじゃ。」


    *まだ目は死んでいるが確かに輝きは増してきている。

    ヤング「わしとベンザの関係を最初から知っておったのか、、、しかし、それならば何故、その時に止めなかったのじゃ? 掟は絶対なのじゃろ?」

    長老「うむ、、、このパロマの件があってから、わしは掟についても色々考え、撤廃したほうが良いと考えるようになった。
    それでわし自身の罪が許される訳ではないし、掟のせいにする気もないが、もうパロマのような事があってはならぬと、、、」

    ヤング「だったら何故ベンザを攫い、ピローニャを供物と呼びその部屋に入れた? さっきと言ってる事と違うではないか!! 」



    長老「……それは確かにすまぬと思っている。ただ、ああ言ってお主を怒らせ、足止めする必要があったのじゃ、、、
    ……もう隠さず言おう。
    お主の娘、ピローニャの力でパロマを元に戻せるかもしれないのじゃ、、、!」

    ヤング「な、なんだと!? どういう事じゃ?」

    長老「お主とベンザが逢っている間、パロマに回復の兆しが見えたのはさっき言ったとおり。
    わしはその間、その不思議な現象を研究、呪法以外の古来の書などを読み漁った。すると、多少怪しげではあるが、ある文献を見つけた、、、これじゃ!!」


    *ベストハウス123風にいうと KO・RE・JA-!


    ヤング「新・よげんの書じゃと!?」

    長老「うむ、、、! わしも最初は半信半疑じゃったが、読めば読むほど信憑性が増してきてな、、、
    この文献にはこう書いておる、、、


    その者 赤き髪の毛を生やして

    金色の野に降り立つべし

    失われし人形との絆をむすび

    ついに緑の魂を静寂のの肉体に導くべし……


    この赤き髪はピローニャ、、、
    金色の野とはベンザの髪の毛の事じゃろう。
    失われし人形は半ドール化を指し示し、、、
    そして、緑の魂といいうのはまさにパロマの事ではないか!!

    つまり、この予言は、今回の事件の事を言っているのじゃよ!!






    ヤング「なんだって!? しかし確かに当てはまる、、、!」

    長老「頼む! 今更虫のいい話かもしれんが、ピローニャの力を貸してくれ、、、! 愛娘が心配な気持ちは勿論わかるが、、、頼む!」

    ヤング「……ピローニャに危険はないと保障できるのか?」

    長老「100%安全とは言い切れないが、仮に万が一の事が起こった場合はピローニャだけは必ず助ける! この命に代えてもじゃ!」



    ヤング「……頭を上げられよ、長老殿。
    確かに貴女のした事には憤りを感じている。ベンザの事、ピローニャの事、そしてパロマの事もじゃ、、、
    しかし、パロマの事については、わしにも責任はあるじゃろう。
    わしとて、パロマを元に戻してやりたいしのう、、、

    いいじゃろう!
    ピローニャが安全だと信じて、その話に乗ろう!

    …ただしいくつか条件がある。

    無事に事が済んだら、

    ・掟を撤廃する事。
    ・ピローニャを村人として認め祝福する事。
    ・パロマの失われた時間を埋める為に励む事。

    以上じゃ。よろしいか?」

    長老「おおっ! も、もちろんじゃ! スクリンクスに誓って必ず守る!」

    ヤング「交渉成立じゃな。では参ろうか、、、」

    こうしてヤングと長老は、半ドール化したパロマを元に戻すべく、傀儡の間の扉を開けた。



    →続きます。


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    コメント
    頑張れ!ヤングO・K・I・T・Eをぶっ壊わしてちゃってください!!\(~o~)/

    パロマちゃんも元に戻ることを祈っています(^o^)丿

    長老は酷い奴ですねー・・・パロマちゃんが惨いです・・・あんなことされたら誰でもおかしくなりますよ!><

    ヤングパワーハッピーエンドエンド期待したいしてますよー!!\(~o~)/
    ブロッケンさん>
    応援ありがとうございます|☆∀☆)ゝ”
    ずっと踊り続けるのもそうですが、孤独に同じ作業を続けるのは精神的にきついですからなあ。・゚・(ノд`)・゚・。
    こっちもハッピーエンド目指して頑張ります (´∀`)b
    • かずーん
    • 2011/06/19 10:15 AM
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