■【PTC吸血鬼フェア】四回目【おにごろし】
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【第四回目・吸血活動3〜エンカウント2!】
獲物を求めて吸血町えさ場を訪れた
吸血鬼カミーナと怪僧スクリーマー。
一人目の血を吸った後、同業の吸血鬼達と一悶着あったがなんとか解決した。
そして再び徘徊を続けたのである。
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カミーナ(以下・カ)
「次は獲物見つかるといいなあ。む、スクリーマーよ、お前さっきの闘いで汗をかいたんじゃないか? 風邪引かないように、着替えたほうがいいぞ。お前は虚弱なのだから」
スクリーマー(以下・ス)
「お気遣いありがとうございます。
では、お言葉に甘えてキャストオフ&メタモルフォーゼさせていただきます。」
カ「ああ、それがいい。ではついでにあたしも着替えるとしよう。
ヴァンプクリスタルパワーーーー!
メーイクアーップ!!」
ス「チェーンジ!
スクリーマー!
ビートアーップ!!」
吸血鬼は、使い魔である蝙蝠の大群に包まれて変身する者も多い。
しかしカミーナの場合は、諸事情(劣悪な雇用条件とか)で下僕の蝙蝠達が全員逃亡したため、チスイ水晶の力を借りて変身するのだ!
ちなみにスクリーマーは自らのマッスルエナジーにより変身する!
*メイクアップ完了!
カ「ふうっ、、、 おっ、スクリーマー、今回もなかなか決まってるじゃないか。」
ス「ハハハ!照れますな。そういうマスターこそ素敵ですぞ! おやっ、その服は、、、」
カ「フフッ、さきほど別れ際にヴァロアがくれたのさ。いざこざはあったが、なかなか良いやつじゃないか。ハハッ!」
ス「なるほど、オフサイドってやつですな。ラグビーの」
カ「…それを言うならノーサイドだ。
まあ、それはさておき、そろそろ次の獲物の予感がするなあ」
ス「そろそろ小腹が空いてきましたね。おやっ? あれは、、、」
カ「むむっ?」
*時刻はすでに午前零時をまわっている。普通の店はとっくに閉店だ。
ス「こんなところで一人佇む少女、、、マスター、これは!」
カ「ふふふ、まさにその通り、我々の心と身体を満たす存在、、、血液提供者、、、
吸血町的スラングで言うとえさだな!」
ス「今度も私が先鋒を勤めさせて頂きましょう」
カ「いや、今度はあたしが先に行こう。お前の図体だと怖がらせすぎる。
極限まで怯えきらせてから吸ったほうが美味いというドS吸血鬼もいるが、あたしは慈愛の心を持つからな。あくまでも合意の上で吸うのだ! …という訳で行くぞ!!
(タッタッタッ!)
なぬっ? 」
???「…ねえ、蘭、、、こんなとこいないでもう一緒に帰ろうよ、、、」
カミーナが駆け寄ろうとしたと同時に、闇の中から一人の少年が現れた。そのオーラから察するに、どうやら彼も吸血鬼のようだ。
華奢で気の弱そうな少年吸血鬼は、少女となにやら口論を始めた。
蘭「いやよ! だってそもそも樹(いつき)が(吸血町に)他の子の血を吸いに行くっていったからじゃない!」
樹「…そ、そうだけど、、、だからって、あてつけで他の吸血鬼に血を提供するのはもういいだろ? 僕も帰るからさ、、、」
*吸血鬼・樹はいつも婚約者・蘭(人間)の血を吸って(吸わされて)いるが、今回は他の人間の血を吸う為、えさ場に行く旨を蘭に報告。
すると彼女はちょっと怒って「じゃああたしは他の吸血鬼に吸わせる」という流れで今に至る。【備考】蘭はツンデレらしい。(チカチカさんの設定より要約)
蘭「ダメ! こんなに吸血鬼が集まる夜なんてめったにないもの。せっかくだから楽しまないと! ウフフ!」
樹「ううっ、、、」
*「深夜なのに眩しかった」とカミーナは後に語る。
カ「なんぞ?あれ、、、」
ス「……わかりますぞ、マスターのお気持ちが、、、リア充○ね!と言いたいのですね。ブワッ…」
カ「違うわ!…アホかお前は。
うーむ、、、また邪魔が入るとはなあ、、、
しょうがない、倒すか!」
ス「(むしろ我々が邪魔ではないかと思いますが、、、)
イエッサ――!」
と、カミーナ達が臨戦態勢をとろうとした時、
少女・蘭がこちらに気づき話しかけてきた。
蘭「あらっ。他の吸血鬼さんがきたわ!
こんばんは! あたしの血吸っていいわよ!」
樹「蘭―――――――――!!!」
*吸血鬼は鏡に映らないと言われるが、影は映るのだろうか。
カ「へ、、、? いきなりかよ、、、いいのか?
んー、なんか調子狂うが、、、」
蘭「いいのよ。だって樹が悪いんだもーん! さあ、遠慮なく吸って良いわよ。 彼の目の前で、よく見えるようにネ!」
樹「蘭―――!! や―め―て――!!」
ス「少年、彼女が良いといっているのだから良いではないかー。マスター、この少年は私にまかせて、どうぞ満喫なさってください!」
そう言ってスクリーマーの鍛えられた腕が、樹の細い身体をしっかりと押さえ込んだ。
カ「ん、ああ、、、じゃあ頂くとするか。」
蘭「優しくしてネ。じゃあ樹よく見てるのよ!」
がぶっ。
樹「蘭―――――!!」
カ「ふうっ。ごちそうさん。うまかったぞ。
んじゃ、次はスクリーマーにも吸わせてやってくれ」
蘭「……んっ、、、はい、、、」
樹「もうやめてー! 僕が悪かったー!
もう君以外の子の血吸わないから許して―!!
そ、そこの吸血鬼さんっ! 僕はどうなってもいいから蘭を開放してください!」
蘭「……樹、、、!」
カミーナ
「その言葉が聞きたかった!」
樹「え、、、?」
カ「樹とやら、悪いがお前を試させてもらった。もしこのままスクリーマの吸血を止め様としなかったら、あたしは同じ吸血鬼としてお前を軽蔑しただろう。
だが、今のその言葉、この子を想う気持ちはしっかり伝わった。だから離してやろう。」
樹「…あ、ありがとうございます! 蘭、、、よかった!」
蘭「…もうっ! べ、別にあたしはよかったんだけど、まあ、、、アリガト、、、 」
ス「フフフ! さすが我がマスター!
どこぞの無免許天才医なみの粋なはからい!
このスクリーマー改めてマスターの寛大さを思い知りましたぞ!」
カ「かっかっかっ!お二人さん、末永く幸せにの。ではスクさん、参りましょうか」
ス「ハッ!」
蘭・樹「「あ、ありがとうございました!」」
こうして、気弱な吸血鬼とツンデレ娘の二人を仲直りさせたカミーナ一行は次なる土地へ旅立っていった。
でーででででーん!
めでたしめでたし。
だが、この後また、ささいな事で喧嘩をした蘭&樹はまたえさ場に訪れる事となったという、、、
−三回目の吸血活動成功!−(実際に吸えたのは2度目)
【今回の生贄・衣装など提供者様】
・蘭(生贄)
&樹(吸血鬼) の画像
ちか×ちか (チカチカさん)
・カミーナ衣装
ゆきのきゆ たま(^・ω・^)さん
・スクリーマー衣装
七度目の蒼い夜 (淕さん)
ご提供ありがとうございました。<(_ _)>
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- 2011.03.05 Saturday
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- by かずーん
作者冥利に尽きます。
大丈夫です!私もリア充乙とか思ってますから(お