■『ファイナルクエスト4』 第四章 バババーババの姉妹 第6話
「ヤーーッ!」
*ベンザ「こんな魔法、聞いてないよー!!」
センルイの両手から放たれた光が、ヤングの首を絞めていたベンザを吹っ飛ばした。
ベンザ「ぐふっ、、、!」
ヤング「げふっ、げふっ、、、ハッ!? ベ、ベンザ大丈夫か!」
つかみ
センルイ「狙いはOK!
*すぐ傍にいるのに鉄格子が二人を遠ざけるのだ。
ご安心なさい。急所は外してあります。
女性に乱暴は不本意でしたが、緊急時だったのでお許しを。」
ヤング「ツネー、い、いやセンルイ! お主、なぜここに、、、?」
センルイ「エイジさん、いや、ヤングさんお久しぶりです。詳しい話は後にして、今すぐ変身するのです!
ファイクエ・エターナル・ミカンケツ
と唱えなさい!」
ヤング「なんか不吉な響きがするが、了解じゃ!
ファイクエーーーーーーーーーーー
ーーエターナルーーーーーーーーー
ーーーーミカンケーーーーーツ!」
*ヤングの変身イメージ動画。とばしても支障ありません (`・ω・´)b
*ヤングの超人強度が95万から1000万に上がった!
ヤングは華麗に変身!
スーパーぺヤングになった!
ヤング「こ、これは!力がみなぎってきたわい!
全速力の魔列車すらも素手で止められそうじゃ!」
センルイ「きっと汚れたドブ川ですらも綺麗にできるでしょう!
それはさておき、貴方のお察しどおり、貴方の奥方は長老とやらに傀儡の呪法をかけられているようです。
そして、この術には触媒として一人の子供の体が使われています!」
ヤング「ま、まさか、ピローニャか!? なんて事を、、、!」
センルイ「……(ピローニャの)生命に影響のある術ではありません。
……しかし、この呪いの対価は『運』。
災いを避けるための運は多かれ少なかれ、誰にもあるものです。私のセンルイホロスコープによると貴方の娘さんは、類稀なる強運の持ち主です。
しかし、呪いの影響でその強運は急降下。
限定商品の列に並んだら自分の直前で品切れになったり、苦労して買った高額商品が翌日に大特価になったりと、この先成長していくにつれて、いわゆる不運な人生を送る事になるかもしれません、、、」
ヤング「むうっ、、、! なんという事じゃ、、、」
センルイ「ただ、この術はまだ途中段階といえます。
奥方にかかってる術は今の貴方なら解くことができるでしょう。
そして、今のうちに術者を倒すか、あるいは触媒にされている娘さんを救い出せば、術式が完成する事無く、最悪の事態も免れる事ができるはずです」
ヤング「ふむ、、、」
ベンザ「……うううっ、、、」
ヤング「むむっ!? これはいかん!」
ふんぬ―――――――!! 」
*覚醒したヤングの前には鉄格子など飴細工同然だ!
ヤング「うおおおおお!! まずはお前の呪いを解いてやる!!
わしの愛を込めたエナジーを受け取れ―――!!
うおおおおおおおおおおお!! 必殺!
パ ー フ ェ ク ト ラ ブ
二枚目歯科医!! 」
ペコリー!!
・
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・
ベンザ「……!? わ、私は、、、何を、、、? ハッ! ピ、ピロちゃんは!?」
ヤング「落ち着きなさいベンザ。 後はわしにまかせて、まずは休養をとるのじゃ」
ベンザ「お、落ち着いてなんていられないわ!」
センルイ「まあまあ、奥方。ここはヤング殿におまかせしましょう。」
ベンザ「あ、あなたは?」
ヤング「彼はわしの戦友のセンルイじゃよ。 さて、ではセンルイよ、ベンザを頼んだぞ。わしが戻るまでに状況を説明してやってくれ」
センルイ「わかりました。くれぐれもお気をつけて!」
ヤング「なあに、ハレー彗星が瞬く頃までには戻ってくるわい。では参る!」
ベンザ「…??? (一体何が、、、) 」
こうしてヤングはピローニャを救う為に長老の下へ向かった。
→第七話にすすむ。
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- 2011.03.21 Monday
- 21:47
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- ファイナルクエスト4
- by かずーん
必殺技まであるとは!なつかしいなこれw
超人強度もとから95万まであったんですね!