■【PTC吸血鬼フェア】二回目【おにごろし】
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【第二回目・吸血活動1+エンカウント】
┗SacrificeQuest1〜よその血を吸いに行くぞ!
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絶え間なく雷鳴の鳴り響く、夜の廃教会。
吸血鬼カミーナ・ルゴシの心は飢えていた。
「……足りない、、、鉄分が足りない、、、
セ○ミン飲んでもまだ足りない、、、」
現代社会では、吸血鬼とてなかなか簡単に血を摂取する事もままならない。
必要栄養素は食事やサプリメントで補えるから、支障は無いといえば無いのだが、やっぱり吸血鬼の血が騒ぐ時もあるのだ。
そしてカミーナはふと思い立った。
「そうだ、えさ場に行こう!」
*えさ場とは
『本イベントにご投稿いただいたキャラクター、および透過PNGに関しては、キャラクター投稿、または透過PNGを提供してくださった参加者全員が、当吸血鬼イベントに関係するものに限り、ブログや写真投稿・加工に自由に使用できるものとします。』(イベント本部説明文より転載)
という事で、参加者の方々のキャラクターで共演をして楽しもうという企画の投稿掲示板です。
しかし、えさ場に行けば楽に血を吸えるわけではない。
ライバル吸血鬼もいれば、ヴァンパイアハンターも棲息すると思われる。
そこでカミーナは確実に獲物を仕留める為に、下僕である吸血鬼を連れて行く事にした。
「目覚めよ!
我が僕、スクリーマー!!」
*スクリーマー覚醒には1,21ジゴワットの電流を必要とする!
「I'm Screamerーー!!」
空から降り注ぐ稲妻を変換した電流を浴びて怪僧スクリーマーは目覚めた!
スクリーマー(以下・ス)
「マイマスター、お呼び出しありがとうございます。今宵は何をご所望で?」
カミーナ(以下・カ)
「うむ。久々に新鮮な血液をすすりたくなったから、えさ場とやらに行くぞ!」
ス「イェッサー!!」
カ「待て、その前に着替えて来い。その格好では獲物に怪しまれるからな。」
ス「アイアイサー!!」
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という訳でノコノコと夜のえさ場にやってきた二人。
カ「ほう。馬子にも衣装とはよく言ったものだな。なかなか似合ってるぞ」
ス「有難きお言葉嬉しく存じます。 マスターも着替えられたのですな」
カ「ああ。血で汚れたらヤだからな。クリーニング代も馬鹿にならんし。血の目立たない赤にした」
ス「左様ですか。 ややっ、あれは!?」
カ「ん? おやっ」
とカミーナが、何かに気付いたスクリーマーの視線の先に目をやると、暗がりの中ベンチに座る一人の青年がいた。
カ「こんな所でのんきに座っているとは、血を吸ってくれと言ってるようなものじゃないか。さすが聞きしに勝るえさ場。期待を裏切らないな!」
ス「…マスター。お言葉ですが、あの幸薄そうな青年は、すでに他の吸血鬼、しかも大勢の虜にされているのでは、、、? だとしたら遠慮したほうが、、、」
カ「ああ、いいんだよ。おまえの時と違って、今回は下僕にしないから大丈夫だ。
あたしの下僕のおまえが先に吸って※耐性付けてやれば、あたしの下僕にはならないからな。 という事で行って来い。※土下座を忘れずにな!」
ス「そういうことであれば、有難く行かせて頂きます」
※土下座
・吸血町での血をすうときのマナーは相手への土下座である。(イベント本部の説明より)
カミーナは絶対に人に謝ることをしないので、スクリーマーが代わりに土下座するのだ。
※耐性
この青年(ノーリァ・ティレット)は、血を吸われても吸血鬼にならない体質なのに吸血鬼願望があるようですが、初対面のカミーナ達は知りません。
ス「HEY! BOY! I'm SCREAMER!」
???「……ああ、吸血鬼さんですか、、、こんばんは、、、」
ス「ややっ? この私を見て驚かないどころか、私が人間じゃないのを見破るとは、、、やはりBOYはそういう人間か、、、」
???「…人間、、、そうですね、、、ただの、、、ごく普通の人間であればどんなに幸せであったでしょうか。人間でありながら特異な体である故に、大切な人は私から去っていきました、、、」
ス「むむむ、、、なにやらBOYは悩んでおるようだな、、、これじゃ襲うのも気が引ける、、、」
???「……ノーリァと呼んでください。BOYなんて柄じゃない、、、 ……さあ、どうぞ、、、私は餌ですから存分に、、、どうせ吸血鬼にはなれないのですし、、、はあ、、、トゥーラ、、、」
ス(むう、このノーリァという青年、どうやら想い人ならぬ想い吸血鬼がおるようだな。そして同じ吸血鬼になりたいと、、、
ふむ。 抵抗しないのは都合がいいのだが、これでは食指が動かぬ、、、)
カ「おい!何をもたもたしてんだ――!?」
ス「ううむ、まずい! 我慢が不得意なマスターがイライラしてきたようだ。 ……ようし!」
スクリーマーは何か思い立ち、愛用のステッキを両手で握り締めた。
ウ――――――……
サンダ――――!!
スクリーマーの叫びと同時に、辺りはスクリーマーエナジーに包まれた!
ノーリァ(以下・ノ)
「こ、これは一体、、、???」
ス「ノーリァよ、お主に呪いをかけた。 今から数えて666人の吸血鬼に血を吸われる事ができたなら、お主は望みどおり吸血鬼になれるであろう! 信じるか信じないかは貴方次第です!」
ノ「(まあ、嘘だろうけど、、、それでも、、、)……じゃあ、、、その一人目になってください。……どうぞ、、、」
ス「了解した! ではいただこう!」
-土下座省略-
ス「ごちそうさまでした!」
カ「……全く、猿芝居しやがって、、、まあ、悪くない味だった。これは吸血鬼好みの血質だな!
ごちそうさん!…げふっ!」
ノーリァは貧血により意識を失ってしまったようだ。
カ「さて、次いくか!」
ス「イェッサー!!」
こうして記念すべきえさ場デビューを飾ったカミーナ一行は、つぎなる獲物を求めて再び徘徊を始めた。
ノーリァを置いたままで。
―第一回目の吸血完了!―
【今回の生贄&吸血鬼アイテムなど提供者様】
*ノーリァ・ティレット(生贄)
& トゥーラ・レピスト(吸血鬼・回想)の画像
E-console-blog (パーリィさん)
*スクリーマー衣装
ノイン軍装店(PTC本店) (ノインさん)
*カミーナ衣装
PTC用製作つぶやき@智沙都 (智沙都さん)
(リンクは配布記事ではなくそれぞれのサイトトップに飛びます。)
ご提供ありがとうございました<(_ _)>
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- 2011.03.02 Wednesday
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- by かずーん