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    ・2017.2.9 ジェシカバレンタインハウスの一部仕様変更。
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    ・2017.2.5 ジェシカバレンタインハウスのバグ修正
    *致命的なバグ修正。詳細はこちらをご覧ください。
    ・2017.1.29 新作ゲーム ジェシカ バレンタイン ハウス公開しました(・∀・)

    『ファイナルクエスト4』 第三章 雑貨屋ポルネコ 最終話

     

    【AM 2:27】

    キャビンのドアが開き、まぶしい光が差し込む。

    寝起きで一瞬戸惑ったセシルだが、すぐに頭を切り替え状況を把握した。

     







    「降りろ。まずは牢に入ってもらう。取調べは明朝行う事とする!」
    と、ドアの外で骨兵士の一人が告げた。

    どうやら団長のカルボーンはいない。
    側にいるのはこの一人だけ、残りは離れた所で待機している。

    今なら不意をついて攻撃できる!




    ……訳ではなかった。
    捕まった時わかったように、訓練された兵士とまともにやりあって敵うはずがない。
    運ばれる最中に何通りか隙を狙った攻撃をシミュレートしてみたが、非力で丸腰のセシルが骨兵士達全員を倒せる確立はほぼ0%。
    かなり運が良ければ一人と刺し違える事くらいならできるかもしれないが、それでは意味がない。目的はレオパルド(&ポルネコ)と再会する事である。
    仮に再会できたとしても、その後どうするか等は考えていないのだが、まずは二匹の姿をその目で確認したかった。

    (レオ君が心配やねんけど、今は辛抱や、、、)

    と、セシルは逸る気持ちを抑え、素直に従いキャビンを降りた。
         ・
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    *規則により着替えさせられたセシル。手縄もつけられた。

    カツーン…カツーン……

    ヒタヒタヒタ……ヒタヒタヒタ……

    暗く冷たい回廊に対照的な足音が響き渡る。
    もうかれこれ十数分ほど歩き続けているが、一向に着く気配はない。

    セシル「なー、まだなん?足冷たいわあ、、、」

    骨兵士X「…もうじきだ。ガタガタ言うな」

    セシル「アンタはカタカタ言うとるやん、、、骨だけになー」

    骨兵士X「……」

    セシル「……」

    まだ余裕があるような態度のセシルだが、内心かなり不安が増してきている。 憎まれ口もその裏返しだ。



    少しして地下に進む階段を降りた。
    通路の前方に怪しげに光った物体が置いてあるのが見えた。そして耳を澄まさずとも聞こえてくる、からくり細工が動いているような雑音。
    ナインペタン城は地上に王宮の設備、地下に囚人を収容する牢、さらに軍の施設を兼ね備えている。おそらくここも軍の研究施設か何かなのだろう。

    こんな時でも好奇心が沸くのが人間の悲しい習性である。

    (なんか面白そうなもん置いてあるなあ。なんやろ?)

    と、不謹慎ながら興味をそそられた。
    だが、前に進みその物体の横を通りかかった時、セシルの顔が青ざめた。











    「な、なんやこれ!?」


    驚くのも無理はない。
    さきほど面白そうだと思った物体(カプセル)の中は液体が満たされ、ポルネコレオパルド、そして見知らぬ女の子が浮かんでいた。

    「ジェシカ博士、お疲れ様です」

    呆然としたセシルをよそに、骨兵士Xがカプセル側の白衣の少女に声をかける。

    ジェシカ「ご苦労様。護送ですカ? ああ、その子がこの被験体の配偶者ですカ。まだ若いですネ」

    博士と呼ばれたその少女はセシルを一瞥してそうつぶやいた。
    不気味な仮面をつけてはいるがセシルよりも幼く見える少女、しかし態度は妙に落ち着いている。




    セシル「……な、、、な、、、」

    ジェシカ「ああ、なるほド。何をしてルのか疑問なのですネ? いいでしょウ。 貴方には知る権利がありまス」

     信じられない光景を目の当たりにして言葉が出ないセシルに、ジェシカは説明を始めた。

    「異国の空想活劇『蠅男の恐怖』を知っていますカ? あれは物質電送実験のミスにより、蠅と人間が混ざってしまうというお話ですガ、今ワタシはそのミスを故意に行っていまス」

    「…!?」

    セシルの顔が歪む。
    軍にとってポルネコ達は『隠し財産のありかを知る鍵』であるから、拘束をしても命の保障だけはされているはず、と思っていた。
    だが、今目の前にいる彼らは悪魔の実験の被験者となっている。
    さらにジェシカは説明を続ける。

    「最初、被験体P-01号、つまり貴方の配偶者に拷問を行って情報を聞き出そうとしたらしいですが中止しましタ。
    彼はピッグライセンス首席の能力だかラ、痛みには屈せズ、自白剤等の薬物にも耐えうるでしょウ。それはP-02号、貴方の息子サンも同じようでしタ。 
    ですガ、A-01号、そのアルミラージの幼生個体は全ての面で弱いと思われル。
    つまリ、その弱い個体の入れ物に、強い固体の記憶を合成する事で情報を聞き出そうという訳でス」

    「……な、なぜレオ君もなんや、、、?」
    と、セシルは震えながら問いかける。 
    ポルネコや知らない女の子が実験体にされている事は勿論だが、それ以上にレオパルドが培養層の中に入れられてる事に対し、どうしようもない怒りと憎しみ、そして哀しみの感情が沸いている。

    ジェシカ「アア、簡単な事でス。P-01号が強すぎてA-01号の体が耐え切れないかラ、P-02号を触媒として中和させるのでス。
    通常の触媒素材はコストが高いのですガ、ちょうどいい代用品になったので使用しましタ」

    セシル「……代用やと、、、?




    ふざけんなあああああ!!」







    「うあああああああああああああああああああ」

    セシルの怒りは頂点に達し、我を忘れジェシカに襲い掛かった。

    骨兵士Y「博士危ない!」

    ジェシカ「いイ。下がっていテ。ちょうどいイ。****!」



    *パラリンリリカルパラポラマジカル!(解放の呪文)

    ジェシカが何かをつぶやくと培養層が開き、中から女の子が飛び出し、セシルの前に立ちはだかった。


    「な、、、なんやて、、、?」

    我を忘れたはずのセシルが一瞬で正気を取り戻した。




    飛び出してきた女の子が瞬時にジェシカをかばった常人離れしたスピードも驚くべき事であるが、なんと女の子の顔がレオパルドそっくりだったのだ。
    というより、レオパルドそのものだった。

    ジェシカ「ンー、、、計算を間違えたかナ。…あア、そうカ! この触媒が思ったよりも効果的に働いテ、P-01号の身体能力を無理なく受け継いだのカ。これはこれで嬉しい誤算だナ、、、」

    セシル「……嘘やろ、、、それならなんでうちの豚(ひと)とレオ君の心が、うちの邪魔するんや、、、?」

    「あア、言い忘れてましたネ。被験体の記憶は写したけド、その中の感情などを司る部分は封印しましタ。
    そして我が軍に対する忠誠心を植えつけましたかラ、言わば傀儡兵ですネ。」

    ジェシカの淡々とした口調で語られる理不尽な説明を聞き、セシルは打ちひしがれてしまった。

    攻撃を続ける気力も失せた、というか(封印されていても)レオパルドとポルネコの心も、女の子の体も傷つけるわけにはいかない。
    というより、ポルネコの身体能力を持っている者にかなうわけがない。
    まさに八方ふさがりの状態の時、ジェシカが口を開いた。

    「取り引きしませんカ?」

    「……なんやて、、、?」
    意外な言葉にセシルも返事を返す。

    ジェシカ「被験体P-01号は元極悪海賊、隠し財産の在り処を聞き出したラ、この被験体は処分せよと命じられていまス。 ですガ、この実験は元の状態に戻すまでのデータを取らないト、理論の証明ができないと思っていまス。」

    セシル「…じゃあ元に戻してくれるんやな!?」

    ジェシカ「えエ。そしてここで取り引きの話でス。」

    セシル「元に戻してくれるなら大抵のことは聞くで! なんや?」

    これまでの過程を考えたら、取り引きどころか許すわけにはいかない相手ではあるが、元に戻してもらえるという言葉の前には飛びつくしかなかった。

    ジェシカ「と言うカ、取り引きに応じてくれないと元に戻せない事柄なのでス。 簡単に言うト、元に戻す為の材料が足りないので入手してほしいのでス」

    セシル「わ、わかった! なんや、その材料とは?」

    ジェシカ「スクリーマーの涙という石でス。 その名の通リ、スクリーマーという魔物が所持しているのですが大変貴重な品らしく中々手にはいりませン。
    元に戻すのは秘密の事ですから軍に頼むわけにはいきませン。やってくれますネ?」

    セシル「……わかった。必ず持ってくるから絶対に戻してや!」

    魔物相手というのが引っかかるが、商人としてのコネクションを活用すればなんとかなるかもしれない。
    そういう訳でセシルは取り引きに応じた。

    セシル「でも、明朝の取調べとかはどうなるんや?」

    ジェシカ「あア、心配入りませン。 これから財産の在り処を抽出して上層部に報告しますかラ、貴方はもウ、軍にとっては必要のない存在になりまス、、、 被験体の処分と同時に、貴方も私の実験材料として使った言えばもう干渉してこないはずでス。 この兵士達は骨団所属ですガ、私に従うよう処置してありますので問題ありませン。ですよネ? お前達」

    骨兵士X・Y
     「「イエス! ドクター!」」

    セシル「(色々とえげつないな、、、)わ、わかった」

          ・
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          ・
          ・

    *服を返してもらい地下の抜け道から見送られるセシル。



    こうしてセシルはスクリーマーの涙を手に入れる旅に出た。
    手がかりはまだ何もないがなんとかなるだろう、、、いや、なんとかしなくてはいけないのだ。

    期限は決められていないが、なるべく早くとの博士の注文である。
    旅の間、ベルチェ(中身合体)は研究室にて安全を保障するとの事だ。
    実際、元に戻った後にまた一波乱あるのだが、それはまた別の機会に、、、

    第三章 完


    →第四章にすすむ。




    *使用させていただいた背景素材サイトのリストはこちら。


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    コメント
    今回もまた凝っていて素晴らしいですなー(#^.^#)
    ストーリーももはやドラクエじゃなくオリジナル的になってて楽しく観させていただいておりますよん\(^o^)/
    ジュンカちゃん初登場ですな!(^^)!
    博士キャラで登場は俺的に以外でしたな(殺し屋ポイイメージが・・・)
    あとまたスクリーマーが登場しそうなのでこれまた楽しみですなヽ(^o^)丿
    おお!!第四章!!頑張ってくださーーーい!!\(^o^)/
    ブロッケンさん>
    毎度どうもですー |☆∀☆)b
    基本はドラクエ4のストーリーを追っていこうと思ったのですが、途中で余計な流れにしてしまって収集つかなくなってきたという、、、(苦笑)

    ジェシカは実はピッグライセンスで後姿が小さく写っているんですよ。小さすぎてわからないのですがw
    博士役なのは他に空いてるキャラがいないので抜擢されました。たぶんしばらく出ませんw
    スクリーマーが出そうな設定にしたのを後で失敗したなーと思うような気がしてなりませんが頑張りますヽ(・∀・)人(・∀・)ノ
    第四章は原典に戻す方向で行くのでまたよろしくお願いしますねー! (´∀`*)ノシ
    • かずーん
    • 2010/12/14 10:58 PM
    三章おつかれさまでした
    とても面白かったですよ♪
    セシルたんの怒りシーンが気合入ってますねぇ^^
    特殊効果もさながら表情がすごいっす☆
    見入っちゃいますよ〜
    ジェシカ博士はうちのアマリエと友達になれそうな気がしますw
    なんか合いそうだなぁ^^
    四章も楽しみにしています
    スクリーマーはどんな活躍をするのかなぁ^^
    • くろ豆腐
    • 2010/12/17 9:30 PM
    くろ豆腐さん>
    こちらにもありがとうございます|☆∀☆)ノ
    三章はPTC時代に一話で終わらせたから、改めて話作ったのですが、結構グダグダしちまいました(苦笑)
    怒り顔はカミーナだったら例によって白目剥いて終わりでしたが、最終話という事もあってちょいと頑張りました。 たぶんもう使わない気もしますがw

    ジェシカはやはり、くろ豆腐さんの悪魔チームよりですよねw もし、戦いが始まったらぜひ呼んでくださいw
    四章はなるべくグダグダにならないようにしたいと思いますのでまたよろしくお願いします<(_ _)>
    ただひとつ、またいらん設定(スクリーマー)にしたのを後悔しそうでなりませんが、、、
    • かずーん
    • 2010/12/17 10:18 PM
    真っ先にメガテンの二身(三身?)合体が思い浮かんだのは俺だけかw
    そしてなんというやっつけコラw
    今後ともヨロシク!
    スクリーマーに期待!
    • 30
    • 2010/12/19 7:15 AM
    30さん>
    どうもです|☆∀☆)ノ
    メガテンがありましたな。俺はドラクエモンスターズを想定してましたw
    一応『お面』に貼って装着したのですが、そのままコラでも良かった気がしますな(苦笑)

    なんかわりとグダグダ展開になってきましたが、こちらこそよろしくお願いしますヽ(´∀`)9 ビシ!!
    スクリーマー人気だな、、、ヽ( ´ー`)ノフッ
    • かずーん
    • 2010/12/19 4:58 PM
    どきどきの展開、そしてスクリーマーさんがっΣ
    これは目が離せない!
    • 存在しないIDです
    • 2010/12/21 10:43 PM
    IDさん>
    どうもです|☆∀☆)ノ
    今後困りそうな設定を埋め込んでしまったので、ちゃんと筋をつなげられるのかが問題です(苦笑)
    スクリーマーはもうメリートとかの仲間になったし、どうしようかなーとw
    これからも暖かい目で見守ってやってくださいw
    • かずーん
    • 2010/12/22 11:24 AM
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